発信者情報開示とは?
- 発信者情報開示請求の意見照会書って何?
- 発信者情報開示請求の意見照会書を無視したらどうなるの?
- 発信者情報開示請求の意見照会書にはどのように対応すれば良いの?
SNSや掲示板で投稿した内容が、名誉権やプライバシー権を侵害していることがあります。また、ファイル共有ソフトで作品をダウンロードする行為は著作権を侵害しています。
権利を侵害されたと主張する人、作品の著作権者は、加害者の氏名や住所を特定するために加害者が契約するプロバイダに対して発信者情報開示請求という手続きを行います。
発信者情報開示請求を受けたプロバイダは、契約者に対して、その氏名や住所などの情報を請求者に開示しても良いかどうか発信者に意見を聞きます。このときにプロバイダから郵送されてくる書類が、意見照会書です。
この意見照会書を無視したとしても、請求者が訴訟をすれば高い可能性で裁判所は発信者の情報開示を認めます。このような訴訟を回避しつつ、早期解決を目指すためには、意見照会書が届いた段階で、請求者の主張を踏まえ的確な反論や対応をすることが重要です。